EAプログラミング言語MQL4~1.property値~
MT4で自動売買するツール(EA)はMQLという言語を用いて書かれている。
MQLはMeta Quotes Languageの略称であり、メタトレーダーでのみ動作する言語になる。
使いどころはMT4あるいはMT5にしかない。
※MT4とMT5に互換性はない。
property値
#から始まる命令を「プリプロセッサ命令」という。
#propertyから始まるproperty値はEAの全体の説明を行える。
copyright
…プログラムの著作者を紹介できる。
link
…著作者のサイトのURLを設定できる。
version
…プログラムの現在のバージョンを設定することができる。
31文字まで記載出来る。
description
…プログラムの概要を表示することが可能。
#property description "概要を表示することが出来る。"
#property description "改行して複数書き込むことも可能。"
indicator_buffers N
…インジケータの描画データを格納するバッファの数(N)を予約する。最大数は8。
indicator_plots N
…チャート上に描画する指標の数(N)を予約する。両者が等しいときはNは同じ値
indicator_chart_window
…インジケータをチャートウインドウ上に表示する。
indicator_separate_window
…インジケータを別ウインドウに表示する。
indicator_typeN 値
…N番目のインジケータの種類を決める。
ここでの値は「ENUM_DRAW_TYPE」という列挙型の定数である。
以下、「ENUM_DRAW_TYPE」の一覧
DRAW_NONE…なし
DRAW_LINE…ライン
DRAW_SECTION…セクション
DRAW_HISTOGRAM…ヒストグラム
DRAW_ARROW…矢印
DRAW_ZIGZAG…ジグザグ
indicator_colorN (color値)
…N番目のインジケータの色。Nは1から始める。
indicator_widthN (int値)
…N番目のインジケータの太さを決める。