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冬ロンドン時間前のダマシ上げを考察する

サマータイム導入により、
本の時間感覚は狂っている。

 

なんというか
日本にサマータイム
ないために為替の時間が1時間
遅れていることに実感がない。

 

しかし、世界の時間は確かに
2017年11月5日に1時間戻された。

f:id:tablet8:20171108170046p:plain

かつての2時は1時になった。

 

1時間遅れているというより
早かった1時間が戻された
という感覚だ。

 

だが、日本はこれまでの時間感覚
で進むため、あたかも世界が
遅れたかのような感覚になる。

 

当然、この影響は為替にも出る。

 

16時から始まっていた欧州市場の
開場が17時からになった。

 

これまで15時から15時半から
トレンド反転になることが
多かったが、

 

これが16時から16時半の反転
に丸ごとシフトする。

 

ところが、この1時間の遅れは
単純なものではない。

 

東証後場の終了はこれまで通り
15時である。

 

これまではこの大引け
きっかけになって欧州勢が
フライング参加すること
があった。

 

そのままトレンドが形成され
16時を迎える、という塩梅だ。

 

ところが、
冬時間はそうはいかない。

 

引けから欧州時間までに
微妙なタイムラグが生まれる。

 

東京時間が
極狭のレンジ相場になった場合

 

大引けをきっかけに
15時過ぎからダマシの上げが
起こることがある。

 

これまでならそのまま乗れば
良かったのだが、

 

このダマシは
10pips程度で反転を伴う。

 

10pipsというのは
「お、トレンド形成か⁉」
と、エントリーしたら

 

ちょうど天井つかみしてしまう
具合の値幅になる。

 

損切りを10pips程度下に
置くことが多いだろうから、


ものの見事にこの
ロスカットを巻き込んで
さらに、数pips下まで戻す。

 

この往復ビンタに
損切りを重ねた読者も
おられるのではなかろうか。

 

11月6日の
欧州時間頃のチャートがこれだ。f:id:tablet8:20171111202823j:plain

サーバタイムとの
時差で8:00表記だが
日本時間では15:00である。

 

これを5分足に拡大して
みると以下のようになる。

f:id:tablet8:20171111193159j:plain

ちょうど15時から上げ始めて
15:35に赤丸の地点に足を伸ばす。

 

16時までの短期トレンドは
明確な上昇トレンドだった。

 

16時頃の押し目を確認後、
更に上げ始めた16時半。

 

時間的にも
「欧州で上昇が加速する」
と踏んだ方は間違いなく
ここでLを仕込んだはずだ。

 

ところが、16時45分に失速。

 

そのまま欧州時間は
下降トレンドとなった。

 

次は
11月8日のチャートを見る。

f:id:tablet8:20171111205831j:plain

レンジを抜けたのが15:00。

これも5分足に拡大してみる。

f:id:tablet8:20171111193215j:plain

レンジを抜けた後、
上昇三角型と呼ばれる形が
きれいに現れた。

 

15時30分の髭が出た瞬間に
ブレイクLを仕込んだ読者も
多数おられるだろう。

 

しかし、
15時45分にこれもまた失速。

 

40pips超の下降トレンド形成
となった。 

f:id:tablet8:20171111202615j:plain

続いて
11月10日のチャートを見る。

 

この日は東京時間で
キレイな上昇チャネル
を形成した。

 

チャネルのブレイクダウンが
起きたのが15時だった。

 

5分程度様子を見て
戻らないことを確認後、
Sを仕込んだ読者は非常に
多かっただろう。

 

ところが15:30に反転した。

f:id:tablet8:20171111211138j:plain

17:00にチャネル上辺にまで
レートを戻し慌てて損切りをした
読者もいただろう。

 

ところが、
その直後に反落し欧州時間は
40pips超の下降トレンド
を形成した。

f:id:tablet8:20171111211812j:plain

サマータイム終了後のチャートの
不規則な動きの背景には
このように時間的な事情がある。

 

特に今週は
ファンダメンタル的に
一方向性に欠けた状況も
あいまった。

 

レンジになりやすい相場
だったためレートの上下が


特にテクニカルな要素と
国債利回りや日経の繊細な動きに
反応したようだ。

 

このような
ファンダメンタルズ背景が
今後現れたときの
参考にもなるだろう。